環境活動家のグレタ・トゥンベリさんと他数十人の活動家たちは2月27日、ノルウェーのエネルギー省の入り口を封鎖し、トナカイ遊牧先住民サーミ族が伝統的に利用してきた土地に設置された風力発電タービンに抗議した。
トゥンベリさんは、環境に配慮したエネルギーへの移行は、先住民の人権を犠牲にして得られるものではないと述べた。
ノルウェーの最高裁判所は2021年に、国際条約に基づいてノルウェー中部に建設された風力発電所2ヵ所がサーミ族の人権を侵害しているという判決を下したが、風力発電タービンはその後、16ヵ月以上たっても運転したままだ。