ローマ教皇フランシスコは6月14日、人工知能の開発と活用において、人間の尊厳を最優先にし続けるように世界の裕福な民主主義国の首脳たちに厳しい意見を述べ、そうした強力な技術は人間関係そのものを単なるアルゴリズムに変えるリスクがあると警告した。
ローマ教皇フランシスコは、主催国のイタリアによって、年に1度のG7サミットにおいて、AIの危険性と将来性についての特別セッションで演説を行なうように招かれ、工業先進7ヵ国(G7)に影響を与えるため、彼の道義的な権威を用いた。これにより彼はG7に出席した初めてのローマ教皇となった。