アメリカの判事は11月25日、ドナルド・トランプ氏 2020年の選挙での敗北を覆そうとしたとして起訴した連邦刑事裁判を却下した。検察が、現職の大統領を起訴することを禁止する法務省の方針を挙げて、次期大統領に対するこの起訴と2件目の起訴を取り下げたことを受けてのことだ。
アメリカ連邦地方裁判所のタニヤ・チャトカン判事からのこの命令は、トランプ氏が2020年の選挙で敗北した後、権力を維持しようとした試みに対して刑事責任を取らせようとしている連邦検察の取り組みに終止符を打つ。トランプ氏の試みは、最終的には2021年1月6日のアメリカ議会議事堂襲撃事件にまで至った。