韓国で弾劾訴追された尹錫悦大統領は1月20日、内乱を首謀したかどうかを調査する捜査当局の事情聴取を拒否した。一方で、支持者数十人が裁判所庁舎を襲撃した事件で起訴される可能性がある。
当局によると、尹氏が公判前の収監者として収容されているソウル拘置所と、同氏を永久に罷免するかどうかを決める弾劾裁判が開かれている憲法裁判所では、警備が強化されたという。
尹氏は12月3日の短期間の戒厳令布告をめぐって1月15日、韓国の現職大統領として初めて拘束された。
証拠隠滅の恐れがあるとして、1月19日深夜に裁判所が令状を承認した後、尹氏は顔写真の撮影を含む正式な拘留手続きを受けた。/ その決定を受けて、怒った大統領支持者たちは、ソウル西部地方裁判所の庁舎を襲撃、器物を破壊し、壊れたバリケードを使って警察を圧倒した。