1月29日に首都ワシントンのポトマック川上空でアメリカン航空の旅客機と陸軍ヘリコプターが衝突した事故で、死亡した67人のうち55人の身元が確認された。
国家運輸安全委員会の調査官は2月1日、衝突時にCRJ-700型旅客機の高度は325フィート(99メートル)、誤差±25フィート(7.6メートル)だったと明らかにした。この新たな詳細は、陸軍ヘリが航路の最高高度とされている200フィート(61メートル)より上空を飛行していたことを示している。
衝突の約2分前に航空管制官が陸軍ヘリに対して旅客機(CRJ-700)が飛んでいると警告していたことは、データが裏付けている。コックピットのボイスレコーダーによると衝突の1秒前、アメリカン航空の乗務員が「声を上げ」ており、飛行データは機首が上昇し始めたことを示していると関係者は語った。
2月3日、陸軍工兵隊は機体の残骸を川から引き上げ始めたが、当局によると1週間以上かかる可能性があるという。