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  3. 第1回 文の骨組みを捉える

第1回 文の骨組みを捉える

 記念すべき第1回目のテーマは、「文の骨組みを捉える」です。
今回取り上げるのは、2018年9/28号の一面記事「安室奈美恵さん引退」の第2段落です。

 

 

先に日⇒英で意味理解

私のリーディング指導では、先に和訳を読んで意味を理解することによって、英文を読む負担を減らす方法を取り入れています。このコーナーでも、その方法に従って、まずは取り上げる英文の和訳を読むところから始めます。

1.和訳を読む

1990年代半ばに若い女性たちがそのファッションスタイルをまねる現象を引き起こしたこの40歳のポップの歌姫(安室さんのこと)は、昨年9月、活動25周年を迎えた数日後に引退する意向であることを発表してファンを驚かせました。

 

2.次に英文を読む

The 40-year-old pop diva, who created a phenomenon in the mid-1990s with young girls and women copying her fashion style, stunned fans last September when, just days after she marked her 25th anniversary as a performer, she said she intended to retire.

 

スラッシュリーディングで英語の順番通りに意味を捉える

3.今度は、スラッシュ単位のカタマリごとに、英語の意味を確認していきます。

The 40-year-old pop diva,40歳のポップの歌姫は
who created a phenomenon in the mid-1990s1990年代半ばに、ある現象を引き起こしましたが
with young girls and women copying her fashion style,若い女性たちがそのファッションスタイルをまねるという
stunned fans last September昨年の9月にファンを驚かせました
when,そのとき (*前から訳す便宜上、このような訳し方になっています)
just days after she marked her 25th anniversary as a performer,音楽家として25周年を迎えた数日後でしたが
she said she intended to retire.引退する意向であることを発表しました

 

 

文型と品詞を捉える

英文を正確に理解するためには、「主語」 (S=Subject)、「動詞」 (V=Verb)、「目的語」 (O=Object)のような要素から成る文型を意識して、骨組みを捉えながら読むことが大切です。(今回は「補語」(C=Complement)は出てこないので省略)
*「修飾語句」(M=Modifier)については、今回は取り上げず、次回の記事で詳述します。

The 40-year-old pop diva (S), who created a phenomenon in the mid-1990s with young girls and women copying her fashion style, stunned (V) fans (O) last September when, just days after she marked her 25th anniversary as a performer, she (S) said (V) she intended to retire (O) .

グレー=名詞(名詞句/名詞節も含む) 、下線=形容詞(形容詞句/形容詞節も含む) 、
=副詞(副詞句/副詞節も含む) 、黄色=接続詞

 

主語と動詞を捉えることが第1歩

まずは、文の骨格である、「主語」(S)と「動詞」(V)をしっかり認識しましょう。このセンテンスの前半部分の主語は The 40-year-old pop divaで、動詞はstunnedです。さらに、fansが動詞の目的語となり、The 40-year-old pop diva (S) stunned (V) fans (O) 「40歳のポップの歌姫は、ファンを驚かせました」と、大まかにSVOという第3文型になっています。

when, just days after she marked her 25th anniversary as a performer, she (S) said (V) she intended to retire (O) .

さらに、後半部分を見ていくと、whenという接続詞を挟んで、SVが続き(sheが主語、saidが動詞)、さらに、(that) she intended to retire「引退する意向であることを」という部分が、動詞saidの目的語になっています。(that節のthatが省略)
(that) she intended to retireは、SVを含んだ節になっていますが、動詞saidの目的語(=名詞)として機能しているため、「名詞節」であると考えます。和訳を見ても、「引退する意向であることを」のように、「こと」と訳せるので、「名詞」(=目的語)であることが分かります。 大まかに後半部分をまとめると、when she (S) said (V) she intended to retire (O) 「彼女が、引退する意向であることを発表したときに」と、SVOの第3文型になっています。

センテンスには主節と従属節がある

The 40-year-old pop diva (S) stunned (V) fans (O) (主節)
when she (S) said (V) she intended to retire (O) . (従属節=副詞節)
40歳のポップの歌姫は、ファンを驚かせました
彼女が、引退する意向であることを発表したときに

文法的には、前半部分がこのセンテンスの幹で、「主節」となり、whenという接続詞で導かれた後半部分は、「従属節」となります。whenやif、becauseやalthoughのような接続詞の後に続く従属節は、主節を修飾する「副詞節」とも呼ばれます。

今回は、文の骨組みに焦点を当てて解説していきましたが、次回は同じセンテンスを使って、文を長く複雑にする「修飾語句」について、詳しく説明していきます。

英文読解の基礎
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