今週取り上げるのは、民間企業であるSpaceXが打ち上げた、宇宙飛行士野口さん搭乗のCrew Dragonが国際宇宙ステーションに到達したという記事です。
まずは、commerciallyという語に注目。これはcommercialの副詞形です。commercialは「(テレビ・ラジオなどの)コマーシャル」という意味はご存じかと思いますが、それ以外にどんな使い方をするのか、いくつか挙げられますか? 以下にまとめましょう。
こうした用例がさっと出てきましたか? 個人的な話ですが、僕は海外のサイトからPC上で使えるfont(書体)をダウンロードすることがしばしばあります。その際に各書体にfree commercial use(商用利用無料)や、personal use only(個人的な利用のみ)という注意書きが付いているのを見掛けます。こうしたものを目にした経験があると、commercialや、その逆のpersonalといった語のニュアンスがすっと頭に入ってくるもの。結局は、普段からどれだけ英語に触れているかで、英語の理解力・表現力が決まるということですね。 本文ではcommercially developedなので、上記の①「民営の、民間の」が副詞になったもの。よって「民間で開発されたスペースXの宇宙船クルードラゴン」という意味を表しています。