今回は、年末に行われた、嵐の活動休止前最後のコンサートについての記事を取り上げます。1面に国民的アイドルグループである嵐の記事が載るということで、今号は発売前から大変多くの反響を頂いておりまして、改めて嵐の人気のすごさを実感しました。
まずは、have taken to social mediaのところに注目。英文記事では、take to the streets(〔主に抗議活動のために〕通りに繰り出す、街頭に出る)という表現が頻出です。
◆ More than 4,000 people took to the streets to protest police violence.
(警察による暴力に抗議するため、4,000人以上が通りに繰り出した)
本文ではtoの後がsocial mediaとなっていますね。つまり、繰り出す先が通りではなく、ソーシャルメディアということです(もちろん、ここでは抗議が目的ではありませんよ)。余談ながら、日本語では「SNS」という言い方が一般的ですが、英語で同じ意味を表す際にはsocial mediaの方が普通です。というわけで「日本国内外のファンが、Jポップの人気男性グループ・嵐への感謝(gratitude)のメッセージや動画とともにソーシャルメディアに押し寄せた」というのが前半の意味です。
その後、Arashiの後にwhoが続いて説明を加えています。hiatusは「(活動などの)休止」を意味する名詞。go on hiatusで「活動を休止する」という意味です。つまり「元日から活動を休止した(嵐)」ということです。