今週は、奄美大島・沖縄本島北部の森林などが、世界自然遺産に登録される見通しとなった、という記事を解説します。今回登録がほぼ内定した西表島は、かつて旅行した思い出深い場所です。ホテルの至る所にヤモリが這っているのを見て、生き物が大好きな僕は大いにテンションが上がったのを覚えています。奄美大島には昨年行くはずだったのですが、残念ながらコロナ禍で中止。いつか行ける日を楽しみにしています。
まずはsouthwestern Japan with dense subtropical forestsのところに注目。withは「~と一緒に」という定番の意味の他に、「~を持っている、~がある」という意味でも使われます。
◆ I taught a class with more than 50 students in it.
(50以上の生徒がいるクラスを教えていた)
withの最も基本的なイメージは「存在している」。ここから「一緒に」や「~がある」という意味で使われると考えておきましょう。本文は「亜熱帯の密林を持つ日本の南西部の諸島」ということ。denseは、dense fog(濃霧)のように「(何かの密度が)濃い」という意味の形容詞です。ここでは、この密度が濃い(=木がうっそうと生い茂っている)という意味を表しています。