今回は、大谷翔平選手がメジャーリーグのMVPを受賞したという記事を解説しましょう。
まず、大谷選手関連の英文記事を読み慣れた人なら、彼の代名詞である「二刀流の」はtwo-wayと表現することはご存じでしょう。主語は「ロサンゼルス・エンゼルスの二刀流のスター、大谷翔平選手は」という意味です。
さて、その後のbecame the first Japanese in 20 yearsまでを読んで、「この先にどんな形が続くか」が見えますか? 以下のように〈the first/second/last+名詞+to do ~〉(~する最初の/2番目の/最後の名詞)という形は定番ですよ。
◆ She became the first woman to reach the world’s highest peak.
(彼女は世界最高峰の頂上に到達した最初の女性となった)
というわけで、この構造がしっかり頭に入っている人なら、became the first Japanese in 20 yearsまでを読んだ瞬間に、「この後にはto do ~という不定詞が続き『~した20年ぶりの日本人になった』という内容を伝えるはず」ということが予測できます。