103万円の壁
¥1.03 million income tax threshold
所得税の「敷居」
2024年秋、総選挙で躍進した国民民主党は、与党の政策に対する発言権を得た。税制において同党は、いわゆる所得税の「103万円の壁」の見直しを求めている。年収が103万円を超えると所得税が発生するために、パートやアルバイト労働者は勤務時間をセーブする。その結果、収入が伸び悩む上に労働力不足を加速させている。他にも社会保険料にかかわる「106万円、130万円の壁」もある。
日本語では「壁」と表現しているが、英語ではthreshold(敷居、境界線、基準値)がふさわしい。説明的になるが、「103万円の壁」は ¥1.03 million income tax thresholdとすれば間違いない。
同じような使い方をする単語にはcapやceilingがあり、これらは「上限、天井」を表す。ただし、「境界」か「上限」かは内容によるので、適切な単語を選ぶことが重要になる。
日本語では「壁」と表現しているが、英語ではthreshold(敷居、境界線、基準値)がふさわしい。説明的になるが、「103万円の壁」は ¥1.03 million income tax thresholdとすれば間違いない。
同じような使い方をする単語にはcapやceilingがあり、これらは「上限、天井」を表す。ただし、「境界」か「上限」かは内容によるので、適切な単語を選ぶことが重要になる。
◆例文
The Democratic Party for the People has argued that the so-called "¥1.03 million income tax threshold" has remained for decades at that level, despite the ongoing inflation and minimum wage increases.国民民主党は、インフレや最低賃金の上昇が続いているにもかかわらず、いわゆる「所得税の103万円の壁」が何十年も同じ水準に据え置かれていると主張している。
◆関連語
・income:所得・tax exemption:非課税、免税
・tax deduction:税控除
・spousal deduction:配偶者控除
・bar:基準、敷居(raise the bar:敷居を上げる、基準を厳しくする)
・social security:社会保障
・social security premiums:社会保険料