失言
gaffe
ことば選びの「失敗」
2024年4月、静岡県の川勝知事をめぐる「失言」が再び注目された。知事は新人職員に対する訓示で、一部の職業を蔑む形で「基本的に皆さんは頭脳、知性の高い方たちです」と述べ、「職業差別」との批判を受けた。その後知事は辞意を表明した。
また、2024年3月には、女子サッカーチームとの面会の中で、静岡県のサッカー強豪校の藤枝東高校について、「ボールを蹴ることが勉強よりも重要」と述べている。
こうした「失言」をgaffeという。フランス語由来の「失敗、失態」がその意味だが、「ことばの選択を誤った」という意味合いで「失言」としても使われる。また「失言癖のある」という形容詞にはgaffe-proneがある。
ちなみに、失言癖のある人は、loose cannon(ゆるい大砲)とも呼ばれる。「大砲の暴発」に由来し、「何をしでかすか分からない危険人物」を指す。政界では自民党の重鎮、麻生太郎氏や、石原慎太郎・元東京都知事(故人)などが、多くの発言で物議をかもしたことからloose cannonと呼ばれた。
また、2024年3月には、女子サッカーチームとの面会の中で、静岡県のサッカー強豪校の藤枝東高校について、「ボールを蹴ることが勉強よりも重要」と述べている。
こうした「失言」をgaffeという。フランス語由来の「失敗、失態」がその意味だが、「ことばの選択を誤った」という意味合いで「失言」としても使われる。また「失言癖のある」という形容詞にはgaffe-proneがある。
ちなみに、失言癖のある人は、loose cannon(ゆるい大砲)とも呼ばれる。「大砲の暴発」に由来し、「何をしでかすか分からない危険人物」を指す。政界では自民党の重鎮、麻生太郎氏や、石原慎太郎・元東京都知事(故人)などが、多くの発言で物議をかもしたことからloose cannonと呼ばれた。
◆例文
Gaffe-prone Shizuoka Gov. Heita Kawakatsu expressed his intention to resign after his address to new civil servants: "Everyone here is basically a brainy and intelligent person, unlike people who sell vegetables, take care of cows or create things every day."失言癖のある川勝平太・静岡県知事は、新人公務員への訓示で「毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり物を作ったりとかと違って、基本的に皆さんは頭脳・知性の高い方たちです」と述べた後に、辞意を表明した。
◆関連語
・-prone:~しやすい(例:accident-prone:事故を起こしやすい)・address:訓示
・brainy:頭の良い、聡明な
・intelligent:知性のある、教養のある
・civil servant:公務員(public servantでも良い)
・job discrimination:職業差別
・blunder:重大ミス、大失敗
・wild card:何をしでかすかわからない人物