「国際社会の最前線で活躍することができる学生を育成しようと、6年前に『国際キャリアプログラム(ICP=International Career Program)』をスタートさせました。グローバルな分野への就職はもちろん、生涯を通じて世界に貢献し続ける人材として羽ばたいてほしいと考えています」と、ICPマネージングディレクターの坂本ひとみ東洋学園大学教授。坂本教授はプログラム創設時からのメンバーで、自身もGlobal Issues(グローバルな問題)などの講義を担当している。
オールイングリッシュの授業で語彙力が飛躍的に伸びる
ICPの学生はまず、海外で通用するアカデミック・スキルを養うために、1年次からオール・イングリッシュの授業を受けることになる。「CLIL(クリル=Content and Language Integrated Learning)という、英語で考え、英語で発信する教育法を採用しています。Global Issues、Art History(美術史)、Philosophy(哲学)といった教養科目を中心に、ディスカッションやプレゼンテーションを用いた授業を行ないます」。ICP開始時の英語力は英検準2級以上・TOEIC400点以上・IELTS4.0以上が基準であり、入学直後の学生にとっては英語で学ぶのが難しい内容も含まれているが、「1学年10~18名程度の少人数プログラムであることから、学生同士互いに助け合って勉学に励んでいます。1年次を終了するころには、物事のコンセプトを語るための語彙力が飛躍的に伸びています」と、坂本教授は語る。