2021年10月29日号で実施した特集「Nobel Prize Special」では、2017年にカズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞した際の、晩さん会でのスピーチの英文テキストを掲載しました。その時のスピーチの実際の映像がこちら。改めてイシグロ氏本人の声で、スピーチを味わってみましょう。
※紙面に掲載した英文はノーベル財団のウェブサイトのテキストを、同団体の許可を得て転載したものです。実際のスピーチとは多少異なる箇所があるということをご了承ください。
イシグロ氏の英語は、くせのないイギリス英語で、比較的聞き取りやすいと思います。以下のポイントに留意して聞いてみましょう。
・スピーチの中で語られているイシグロ氏の幼少期の思い出は、何についてのものか
・イシグロ氏は、現代社会においてノーベル賞はどのような意味を持つと考えているか
静かな語り口の中に、熱い想いが込められたスピーチを、ぜひ堪能してください。