日本のアステラス製薬は5月1日、同社最大の買収で、アメリカの製薬会社アイベリック・バイオを約59億ドル(7,950億円)で買収することで合意したと発表した。これにより、幅広い眼科の治療薬へのアクセス権が得られる。
この取引は、売上ベースで日本で3番目に大きい製薬会社であるアステラス製薬による海外企業の主要な買収で2019年以降5番目となる。同社のメインとなるよく売れる商品が特許を失う中で、新薬候補を補強するための活動の一環だ。
アイベリック・バイオは、網膜の病気の治療薬開発を専門としており、このことは、アステラス製薬の失明と再生療法の治療薬への注力と合致する。この取引によりアステラス製薬は、世界中の約1億6,000万人を治療する新薬候補を得る。