半導体設計ソフトウェアメーカーのシノプシスは1月16日、350億ドル(5兆2,000億円)の現金と株式の取引でアンシスを買収すると発表した。同社は、飛行機からテニスのラケットに至るまで、さまざまな製品を作る上で使われているソフトウェアのメーカーを買収する。
この取引は、半導体メーカーのブロードコムがソフトウェアメーカーのVMウェアを昨年11月に690億ドル(10兆円)の取引で買収して以来、技術業界で最大の買収となる。
景況感の回復と、取引を阻止しようという反トラスト規制当局によるいくつかの試みの失敗が、大規模な買収に出ることをCEOたちに勇気づける中、今回の取引はさらに多くの大規模な取引の先駆けとなる可能性がある。