丸紅は10月25日、ノルウェーの提携会社によって富士山の近くで運営されている養殖場で育てられたサーモンの販売を開始した。日本の日用品商社による食品事業への進出において、さらなる一歩となった。
野生と養殖のサーモンは、日本で成長市場となっているものの中で丸紅と同社の競合企業がターゲットにしている分野の1つだ。日本が消費する地元で調達された海産物の割合を現在の54%から2033年に94%に引き上げることを日本は目指している。
不安定な化石燃料市場に直面し、安定した収益源を探す中で、丸紅と同社の競合企業は多角化して食品事業へ参入している。食品事業は、世界の人口が増加するにつれて、需要が伸びる見込みだ。