エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は11月30日、過去1年間において世界の主要都市で物価が平均して7.4%上昇したことを示し、同時に世界的な生活費危機が終わっていないことを警告した。
EIUの世界生活費レポートは8月14日から9月11日まで実施された調査だ。この7.4%の増加は、200以上の一般的に利用される物とサービスを対象とする。前年に過去最高となった8.1%からは低下した。
この報告書は、世界の都市を生活費でランク付けもしている。
シンガポールとチューリッヒが世界で最も生活費が高い都市として同率で1位となり、ジュネーブ、ニューヨーク、香港が後に続いた。
アジアの都市で上位10位に入ったのはシンガポールと香港だけで、アジアはそれでも、他の地域に比べて平均して物価上昇率が低かったと、この報告書は伝えている。
大阪は27位下降して、70位となった。東京は23位下降して、60位だった。大阪と東京は、順位が大きく下がった都市のうちの2都市だった。