ニューヨーク市は1月4日、バス会社17社を提訴した。同市は、テキサス州から同市へ3万3,000人以上の移民を不法に輸送したとして17社を訴えている。
テキサス州のグレッグ・アボット知事は、2022年にニューヨーク市とその他の民主党主導の複数の市へ移民を乗せたバスを送り始めた。
その動きは、この共和党の知事(アボット知事のこと)による、アメリカとメキシコの国境を不法に越えた人々を追放する活動の一環だ。
アボット知事は、民主党のジョー・バイデン大統領を、国境を越える人々の増加に対する彼の対応をめぐり厳しく非難してきた。
ニューヨーク市の訴訟は、バス会社に7億800万ドル(1,030億円)を求めている。この金額は、過去2年間で移民のための避難所と福祉にかかった費用だと、この訴訟は訴えている。
この訴訟は、マンハッタンにあるニューヨーク州の裁判所に提出された。この訴訟は、移民を輸送する契約をテキサス州と結んだチャーターバス会社17社の名前を挙げている。