ノーベル化学賞、医学賞、経済学賞、物理学賞の受賞者68人が3月6日、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領に書簡を送り、科学技術予算の削減は国にとってマイナスになるという懸念を訴えた。
この書簡には、アルゼンチンの科学技術は「危機の瀬戸際に近づいている」と書かれている。
ノーベル賞受賞者には、イギリスの数学者ロジャー・ペンローズ氏、アメリカのウイルス学者ハーヴィー・J・オルター氏などが含まれている。この書簡は、アルゼンチンの国立科学技術研究評議会(CONICET)と国立大学向けの予算の「大幅な削減」を強調している。
ミレイ氏は2023年に大統領になった。選挙活動中に、彼は政府の歳出を大幅に削減すると約束した。大統領として彼は、CONICETと国内の名門公立大学向けの予算を削減してきた。