現存する最古の本の1つがロンドンで6月にオークションハウス「クリスティーズ」によってオークションにかけられる。
このCrosby-Schoyenの聖書の古写本は、250~350年頃にパピルスにコプト語で書かれた。クリスティーズによると、推定価格は260万ドルから380万ドル(4億~5億8,000万円)だそうだ。
聖書の古写本は本の初期の形態だ。巻物のように巻かれた紙ではなく、それは平らなシートになっている。Crosby-Schoyenの古写本は1950年代にエジプトで発見され、十二使徒のペテロの書簡の第1通目とヨナ書が載っている。
この古写本はエジプトの乾燥した気候のおかげで生き延びたのだろうと、クリスティーズの中世とルネッサンスの写本を担当するシニアスペシャリスト、エウジェニオ・ドナドーニ氏は述べた。3、4世紀の本で現在まで残っているのはほんの数冊だけだと、彼は言った。
この本は6月11日にクリスティーズによってロンドンでオークションにかけられる。