韓国の研究者たちは、対まひ患者のユーザーが歩き、階段を上るのを補助できる着用可能な軽量ロボットを開発した。
この動力付きの外骨格型(体の外側に装着し、身体能力を補助、強化する構造)のロボットは、「ウォークオン・スーツF1」と名付けられ、韓国科学技術院(KAIST)の外骨格型ロボット研究所のチームによって作られた。
この研究チームは、障害のある人々の日常生活に継ぎ目なく溶け込むロボットを開発することが目標だと述べた。
KAISTの研究チームは12月にプロトタイプの実演をした。チームのメンバーで対まひ患者であるキム・スンファンさんがこのスーツを使用し、時速3.2キロの速さで歩行し、一続きの階段を上った。
「このロボットは私がどこにいても、車椅子に座っているときでさえも私に近付いてきてくれ、装着することで私が立ち上がるのを援助してくれる」とキムさんは話した。
この外骨格型ロボットはアルミとチタン製で、重さは50キロあり、12個の電気モーターが付いている。