日本の政界に衝撃を与える予想外の動きで1月19日、自民党の3大派閥が裏金問題で騒然としているさなかに解散を発表した。
直近では安倍晋三元首相が率いた党内最大派閥と、岸田文雄首相がかつて率いた派閥、そして二階俊博元幹事長が率いる派閥はそれぞれ1月19日、政治団体としての解散を正式に宣言した。
「収支報告書への多額の不記載により、国民の皆さま方、そして、党員を含む自民党関係者の皆様方の信頼を裏切ったことに対して、心より深くお詫びを申し上げる次第でございます」と、安倍派の塩野谷立座長は1月19日、政治資金収支報告書に記載されていない不正な政治資金について記者団に述べた。
岸田首相が前夜、自身の派閥の解体を考えていると突然発表したことで終日、党の派閥という制度の今後についての疑問が高まっていた。