政治資金規正法改正案が6月6日、衆議院を通過した。与党・自民党を飲み込んだ大規模な政治資金疑惑に端を発し、数ヵ月に及んだ議論の重要な分岐点となった。
自民党の法案は連立与党の公明党と野党・日本維新の会の賛成を得たが、他の野党の抵抗は大きかった。法案は参議院に移り、今国会が閉会する23日までに最終的な採決が行なわれる予定だ。
自民党の山下貴司衆議院議員は6日の採決前の最終審議で、「自民党の法案は、事態の再発を防止するとともに、政治活動の自由と政治資金の透明性を確保する内容だ」と述べた。
立憲民主党は国民民主党、日本共産党とともに法案に反対した。