9月23日にロシアの哨戒機が日本の領空に3回侵入したため日本側は、戦闘機を緊急発進させたと防衛省が発表した。航空自衛隊の戦闘機はフレアを発射、政府がこのような侵入に対する措置を講じ始めてから初めてのことだ。
木原稔防衛相は、ロシアのIL-38哨戒機が9月23日に北海道の礼文島沖で1分間、30秒間、1分間と、3回にわたって日本の領空を侵犯したと発表した。
「今回の領空侵犯は極めて遺憾であり、本日、ロシア政府に対して外交ルートで極めて厳重に抗議するとともに、再発防止を強く求めた」と木原氏は、同省で開かれた記者会見で語った。
木原氏は、今回の領空侵犯は2019年以来初めて公に発表されたロシア軍機による日本領空への侵入であり、8月末の長崎県沖での中国軍偵察機による侵入に続くものだと述べた。