アリゾナ州のある女性は、彼女の裏庭のカメラを盗んだ泥棒がふわふわの尻尾を持ったキツネだったことを監視カメラの映像が映し出したとき、大きな衝撃を受けた。
ツーソンに住むエスメラルダ・エグルローラさんは12月4日、彼女の3台の動作検知カメラがオフラインになっているようだと気が付いた。そこで彼女は、携帯電話のアプリから各カメラの直近の録画を確認した。
3つの動画が、ハイイロギツネによって実行された盗みの全てを記録していた。
「キツネが鼻をクンクンさせてカメラ1にいたずらしているのを見ました。2本目の映像を見ました。それはカメラ2のものでした。キツネが口にカメラ1をくわえているのをその映像は捉えていました」とエグルローラさんは12月8日にAP通信に語った。「『なんてこと! このキツネがカメラを全部持っていったのかも』と私が知ったのはそのときです」。
エグルローラさんは、侵入してきたキツネが小走りで去っていく映像と写真をフェイスブックで共有した。反応が広まっていくのに時間は長くかからなかった。それはアリゾナ・デイリー・スター紙で最初に報道された。
彼女はカメラを探そうとしたが、カメラの形跡は見当たらなかった。カメラは贈り物で、約200ドル(3万円)した。カメラはキツネの巣穴にあるだろうと彼女は思っている。