ドリトス・アンド・チートスのスナック菓子用の「激辛」調味料がオーストラリアで職場の安全に関する訴えを引き起こした。
オーストラリア南部アデレードにあるスミス・スナックフード・カンパニーの工場の労働者たちは、その香辛料が彼らの健康に影響を与えていると訴えている。
この調味料は、くしゃみ、せき、目と肌の炎症、さらには「呼吸困難」さえも引き起こしていると、ユナイテッド労働組合による報告書には書かれている。
「風味付け機」が工場中にその材料(激辛調味料のこと)を数週ごとにまき散らすと、規制当局であるセイフ・ワークSAに12月に申し立てた苦情の中で労働組合は述べた。
労働組合は、あるシフトで働いている労働者13人に面談を行なったところ、そのうち11人が健康被害を報告したと述べた。
セイフ・ワークSAの広報担当者は12月29日、さらなる対応が必要かどうかを判断するため、この労働組合からの苦情を検討すると述べた。
工場は製品の安全手順に従っていると、スミス・スナックフード・カンパニーのオーナーであるペプシコの広報担当者は述べた。
「われわれのアデレードの生産拠点でこれらの措置をさらに強化するため、この製品の生産中にマスクの着用義務があり、当社では換気扇を追加で設置する」と、ペプシコは声明で述べた。