大皿ぐらいの大きさのさび色をしたエイのシャーロットは、ノースキャロライナ州のアパラチア山脈にある店頭の水族館の閉鎖的空間を滑るように泳ぎ回って生涯の多くを過ごしてきた。
シャーロットは、カリフォルニア州南部の沖合の波の下にあるもともとの生息地からは3,700キロ離れたところにいる。そして、少なくとも8年間、彼女と同じ種のオスと水槽の水を共有してこなかった。
それにもかかわらず、自然はある方法を見つけたと、この水族館のオーナーは述べた:このエイは4匹もの赤ちゃんを妊娠し、あと2週間以内に出産するだろうという。
「うちの女の子はこう言っています、『ハッピーバレンタインデイ! 赤ちゃんを迎えよう!』と」と、ヘンダーソンヴィル中心街のメインストリートにあるアクアリウム・アンド・シャーク・ラボのエグゼクティブ・ディレクター、ブレンダ・ラマー氏は述べた。
あるエイの専門家は、シャーロットが同じ水槽にいる小型サメ5頭のうちの1頭と交尾するのは不可能だろうと述べた。
この小さな水族館は、ラマー氏の教育関連非営利団体「チームECCO」によって運営されている。ラマー氏は、彼女と団体の他のメンバーは最初、シャーロットの背中にこぶがあるのに気が付いたとき、シャーロットに腫瘍ができたと思ったと話した。しかし、超音波検査でシャーロットの妊娠が明らかになった。