バージニア州にあるリッチモンド野生動物保護センターの職員たちは、彼らのケアにたどり着いた赤ちゃんの保護キツネに餌をやって世話をする際、母親ギツネのように振る舞おうと努めている。
3月12日に同センターのフェイスブックページに投稿された動画の中で、事務局長のメリッサ・スタンレーさんがアカギツネのマスクとゴム手袋を身に着けて、極小のキツネの赤ちゃんに注射器から餌を上げている様子が映し出された。この赤ちゃんのキツネは大きなキツネのぬいぐるみの上に座っていて、これはこのキツネの母親のように見えるはずだとスタンレーさんは話した。
フェイスブック上の同じ投稿は、職員がキツネの赤ちゃんに餌やりをするためになぜこの着ぐるみを着用するのかについても説明していて、人間の音を最小限にし、視界を遮る障壁を作り、その他の措置もとっているという。「飼育される保護された動物の子どもに人間が刷り込まれたり、人間に慣れたりしないようにすることは重要だ」とこの投稿には書かれている。
そうした措置の全てにより、このキツネの赤ちゃんがいつか野生に戻ることができるようになる可能性が高まる。
スタンレーさんはインタビューの中で、このキツネの赤ちゃんは、リッチモンドの路地で犬の散歩をしていた男性に発見された後、2月29日にこのセンターに受け入れられたと語った。