ジェイムズ・ケインさんは強力磁石を使ってニューヨーク市の水路からありとあらゆるごみを釣り上げてきたが、彼が金庫から引っ張り出した100ドル札の札束は全くの別物だったと語った。
ケインさんの恋人のバルビ・アゴスティーニさんは5月31日に、彼がフラッシング・メドウズ・コロナ・パーク―1939年と1964年の万国博覧会の開催地として有名―にある湖からぬるぬるの金庫を引き上げ、金庫の中から汚れに覆われた水浸しの100ドル札の入った袋を取り出す様子を録画していた。
「あれ、お金だ」とケインさんはこの発見を収めた動画の中で話した。「そうだよ! おい、札束だ!」。
「なんてこと!」と、アゴスティーニさんは言った。
紙幣は一部腐食してくっついていたが、この金庫には10万ドル(1,500万円)ものお金が入っていたと2人は見積もっている。
見つかった紙幣には、最近の時代を示す3Dセキュリティーリボン(偽造防止用に織り込まれた線)があるが、金庫には正当な持ち主に関する手がかりがなかった。
ケインさんとアゴスティーニさんは、この発見したものについて警察に通報するために電話をかけた。「警察はこれを私たちにくれました。きっと、『拾ったものは自分の物』というやつだと思います」とケインさんは述べた。