スイス国民の過半数は6月18日、この裕福なアルプスの国(スイスのこと)の温室効果ガス排出量を急激に抑える新たな気候変動対策の導入を目指した法案に賛成票を投じた。
国営放送SRFが発表した最終結果は、投票の59.1%がこの法案に賛成で、40.9%が反対だったことを示した。
この国民投票は、科学者たちと環境活動家たちによるスイスの象徴的な氷河を守るための運動がきっかけで行なわれた。スイスの氷河は驚異的な速さで溶解している。
活動家たちは当初、これよりもさらに野心的な措置を提案していたが、その後スイスが2050年までに温室効果ガス排出量「実質ゼロ」を達成することを求める政府の計画を支持した。