マダニは、ヒトやペットなどの動物にしがみつくのに静電気を使って空中を飛べることが、新しい研究で示された。
ヒトと動物は、日常を過ごす中で静電気を自然に拾っている。そして、そうした充電は、マダニが彼らの次なる血液の食事に行く勢いをつけるのに十分だと、『カレントバイオロジー』誌に6月30日に掲載された研究に書かれている。
距離はわずかだが、「一度に3段から4段分の階段を私たちが飛ぶのと同等のものだ」と、この研究論文の執筆者で現在はベルリンの自然史博物館にいる生態学者のサム・イングランド氏は述べた。
研究者たちは、ヨーロッパ各地で一般的なトウゴママダニと呼ばれるマダニの種を観察した。