科学者たちは、月面農業を本当に可能にするステップを踏んでいる。研究者たちは11月9日、不毛な月面の土壌を、植物の重要な栄養素の1つであるリンの利用可能性を増やす菌を導入することによって肥沃にする方法を発見したと発表した。
研究者たちは中国の研究室で、シミュレーションとして作られた月の土、より適切な名称としては「月面の表土」と呼ばれる土を使って、タバコの近縁種を育てる実験を行なった。3種類の菌で処理したこのような土壌は、微生物なしの同じ土壌と比較して、茎と根がより長く、より重くて幅のある葉のかたまりを持つ植物を生み出すことを研究者たちは発見した。