メキシコは、北部の国境地域にあるドゥランゴ州を通る天然ガスパイプラインから大量のメタンガスを2019年に放出したことが、衛星から集められたデータを引用した、12月19日に発表された研究論文が明らかにした。
大気圏内に熱を閉じ込める強力な温室効果ガスで、短期間で二酸化炭素よりもはるかに急速に地球を温暖化させるメタンガスは、気候にとって最大の脅威とみなされている。
ハーバード大学の科学者たちは2ヵ月間で数千トンのメタンガスを放出した、ドゥランゴ州にあるホットスポットを特定した。
何が放出を引き起こしたのか、もしくは、どの企業にその責任があるのかは明らかになっていない。