オックスフォード大学は1月11日、脳が腫れるニパウイルスに対する実験段階のワクチンのヒトへの臨床試験を開始したと発表した。ニパウイルスは、インドのケララ州とアジアの他の地域で流行した。
この死に至るウイルスに対するワクチンはまだない。ニパウイルスは、マレーシアで約25年前に初めて確認され、バングラデシュ、インド、シンガポールで流行したことがある。
オックスフォード大学の臨床試験の最初の被験者たちは、1月初めにワクチンの投与を受けた。このワクチンは、アストラゼネカと、インドの新型コロナウイルス感染症ワクチンのインド血清研究所で使用された技術と同じ技術を基にしている。臨床試験はワクチンの安全性と免疫反応を調べる。