巨大類人猿のある古代種は、気候変動によって彼らの好む果物が乾季中に入手できない状態になった数十万年前に絶滅に追い込まれた可能性があると、科学者たちが1月10日に報告した。
中国南部にかつて生息していた巨大類人猿「ギガントピテクス」は、科学者に知られる中で最大の類人猿で、身長3メートル、体重は最大で295キロある。
この巨大な類人猿は、現代のオランウータンに似ていたと思われ、中国の広西地域の木々に覆われた平原に約200万年間生息していた。彼らは草食で、環境が変化し始めるまで、熱帯林の果物と花を食べていた。