日本の宇宙機関は1月29日、高精度着陸から1週間以上経った後、同機関初の月面着陸機の電力が回復し、運用を再開したと発表した。「小型月着陸実証機(SLIM/スリム)」と呼ばれるこの着陸機は、搭載している太陽光パネルの角度が合わなかったために、電力が底をついた。
日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月28日の遅くに「スリム」との連絡を再確立したと、JAXAの報道担当者は述べた。これは、この探査機が着陸したことで日本が月に宇宙船を着陸させた5番目の国になったときから9日近く後のことだった。探査機は太陽光の向きの変化のおかげで発電できるようになった可能性があると、JAXAは述べた。