科学者たちは3月20日、ペルーで発掘された1,600万年前のカワイルカの頭骨の化石を公開した。このカワイルカはかつて、現在のアマゾンにあたる水域を泳いでいて、現存する中でこのカワイルカに最も近い種は、インドのガンジス川にいる南アジアのカワイルカだ。
古生物学者のロドルフォ・サラス氏によると、この頭骨は南アフリカの水域に生息していたことが知られているイルカの中で最大のイルカのもので、長さが3メートルから3.5メートルある。深い水の中に住んでいたとされるペルーの神話上の存在ヤクルナにちなんでペバニスタ・ヤクルナと名付けられた。
科学者たちはナポ川での2018年の調査中にこの化石を発見した。