中国の探査機「嫦娥( じょうが)6号」はほとんど探索されていない月の裏側からの岩と土を世界で初めて地球に持ち帰った。
国営の新華社通信は6月28日、1,935.3グラムの試料が持ち帰られたと報じた。中国の科学者たちは、持ち帰られた試料には250万年前の火山性の岩石や、科学者たちが月の両側の地理的な違いについての質問の答えになることを望む他の物質が含まれるだろうと期待している。
月の表側は地球から見えるもので、裏側は宇宙のほうを向いている。裏側は、表側に見える比較的平面の広いエリアとは対象的に、山脈と衝突クレーターがあることも知られている。