脚の切断は、戦争や交通事故などによる外傷が大規模な組織の破壊を引き起こすとき、もしくは、深刻な感染症または病気にかかったケースで、外科医によって実施される。しかし、そうした処置を行なうのは人間だけではない。
一部のアリが、仲間の負傷したアリが生存する確率を高めるために脚を切断することが新しい研究で示されている。この行動は、アメリカ南東部の一部に生息するフロリダオオアリで記録された。
これらのアリは、口部を使って傷の洗浄をするか、損傷した脚を噛み切って落とすかして、同じ巣の仲間の負傷した脚を治療する様子が観察された。