恐竜時代の終わり頃の北アメリカ西部で、疑う余地のない支配者は、地球の歴史上最大の陸上捕食動物の1つであるティラノサウルス・レックスだった。しかし、さまざまな方法で生きていく捕食動物が、最古の猛禽類―新しい化石が示すように―を含め、他にもたくさんいた。
約6,700万年前にさかのぼる白亜紀のもので現在の猛禽類に似た解剖学的特性を示し、新しく特定された2種の鳥類の化石を、研究者たちはモンタナ州で発見した。具体的には、現在のタカ、フクロウ、ワシのように獲物を捕らえて制圧して運び去ることができる形になった足の骨をこれらの種は持っている。