汚染のない環境の中で生活することは基本的な権利であると、インドの最高裁判所は10月23日に判決を下し、この国(インドのこと)の北部で空気の質の悪化に対処するように当局に求めた。
インドの首都デリーは同日、中央汚染管理委員会の指標で364という「とても低い」空気の質の指標を記録した。中央汚染管理委員会では、測定値が50以下であれば良好とみなしている。スイスの団体IQエアは、同団体のリアルタイムのランキングで、世界で最も汚染された都市としてデリーをランク付けした。
「これらは既存の法律を施行するだけではない問題だ。基本的な権利のはなはだしい侵害の問題であり…尊厳を持って生きる国民の権利を政府がどうやって守るのかについて、政府は対処しなければならない」と最高裁は述べた。