24歳の会社員の木村啓嗣さんは、無寄港・無補給ヨットで単独世界一周を達成した日本人で最年少の人になった。
兵庫県西宮市在住の木村さんは、この偉業を24歳9ヵ月で達成し、当時26歳10ヵ月だった海洋冒険家の白石康次郎さんが30年前に達成した記録を超えた。
「無事、世界一周まわってここまで戻ってこれたことを非常に嬉しく思う」と、無事の帰還を祝うために開かれた式典で木村さんは笑顔で語った。
木村さんは2023年10月に出港し、太平洋を東へ移動して、南アメリカとアフリカの南端を通過した。
和歌山県沖の紀伊水道で、6月8日の午後2時45分頃にゴールした。
単独無寄港世界一周はこれが2度目の挑戦だった。2022年11月の1度目の挑戦は、出発の直後に嵐によって引き起こされた機械の故障で阻止された。
木村さんは、大分県日出(ひじ)出身の人だ。高校生のときに白石さんに憧れるようになり、世界をヨットで一周することを夢見るようになってヨットを始めた。