事態の驚くべき展開で、前兵庫県知事の斎藤元彦氏が11月17日、県の行政のトップに再選された。斎藤氏は、県議会が9月に全会一致で可決した不信任決議投票で自動的にその職務を失った。
この勝利で斎藤氏は、不信任決議投票により失職した後で、同じ職務に再選された戦後の日本で2人目の知事になった。
県の選挙管理委員会のデータでは、斎藤氏が111万票以上を獲得し、2位の稲村和美氏を5.6%ポイント差で破ったことが示されている。この選挙は55.65%という歴史的な投票率にもなり、前回の2021年の選挙よりも14.55ポイント高かった。
神戸市の商店街にある斎藤氏の選挙事務所の前で11月17日、数百人の支持者たちはこの次期知事が現れるのを辛抱強く待っていた。彼が午後9時40分頃にようやく現れたとき、群衆は彼の名前を叫びながら割れんばかりの拍手をした。
深々と頭を下げて支持者たちに感謝をした後、この47歳の人(斎藤氏のこと)は彼に対する疑惑によって広がった懸念について再び謝罪し、「躍動する未来」に向かって兵庫県の県政を継続して推し進めていくと誓った。