バニョスはエクアドルの冒険の中心地と呼ばれていて、いつもと違うことをして、新しいことに挑戦するつもりがあるのなら、ここにはたくさんすることがある。
思い切ってパイロン・デル・ディアブロの滝(「悪魔の大釜」の意)を訪れてみよう。市の東へ18キロほどのところにある高さ80メートルの滝だ。展望台が崖側に切り出されていて、恐ろしい速度で流れ落ちる滝へあなたを近づける。レインポンチョを着ていかないと、びしょ濡れになる。
その滝は、ルタ・デ・ラス・カスカダス―「滝の道」―に多くある滝のうちの1つだ。それはバニョスからプヨ町まで約60キロ続いている。世界の中のこの豪勢な場所の実に見事な景色を真に味わうためには、ゆっくり気楽に行こう。
バニョスに戻り、南へ向かってユニークな名所ラ・カーサ・デル・アルボル―「ザ・ツリーハウス」へ行こう。簡単なルートで行きたければ、バスに乗ろう。そうでなければ、歩いて行くこともできるが、気を付けよう:海抜2,650メートルに到達するまでに高度750メートルを上ることになるので、その道は急で心臓に負担がかかる。
そのツリーハウスは、2つの「世界の終わりのブランコ」でとても人気がある。このブランコは、1999年以降、火山活動が活発になっているトゥングラウア火山が遠くにあるため、そのニックネームが付いた。アングルと天候が良ければ、煙を吹いている火山を背景にブランコに乗る写真が簡単に撮れる。
ここまでであなたは多分、ハイキングとサイクリングをたくさんしているので、地元の温泉へ向かって、疲れた足を温泉に浸そう。トゥングラウア火山で温められて、ミネラルが豊富なこの温水は、癒やしの力がある。いや、地元の人々がそう言っている。自分で判断しよう。