アドリア海沿岸は長い間、バルカン半島沿いの人々にとってお気に入りの休暇を過ごす場所になっていて、ウルツィニも例外ではない。ヨーロッパの多くの人々も、アドリア海を渡る短時間のフライトに乗って、イタリアから訪れる。ウルツィニにはビーチがあり、歴史があり、素晴らしい食べ物がある。
ビーチはほとんどの旅行者にとってのお楽しみだ。メインとなる12キロの海岸線は「ベリカ・プラザ(=ロングビーチ)」だ。ロングビーチには、マイアミ・ビーチやサファリ・ビーチのような明らかに西洋らしい名前のプライベートリゾートがある。価格は安くて、サーフィンにもいいので、カイトサーファーをたくさん見かけることが予想される。
ロングビーチで最も素敵な場所は、非常に混雑することがあり、ビーチパラソルがあちこちにある。早めに行くか、ビーチで人があまり多くない場所を探そう。
もし、歴史に興味があるなら、旧市街地まで歩いてみよう。石壁が、2,500年前にまでさかのぼって、ウルツィニを敵から守るために建てられた。この石壁は、何度も破壊されて、再建された。細い石畳みの通りと古いレンガの家並みは、数世紀の重厚感をもたらしている。壁から、アドリア海の素晴らしい眺めが見られる。ウルツィニ博物館を訪れ、市の長い歴史の情報を得よう。
北へ数キロ向かい、ヴァルダノスへ。ここはたくさんのオリーブの果樹園で知られている。これらの果樹園の中には、樹齢1,300年以上のオリーブの木があるところもある。
あるいは、南へ向かって、三角形のエイダ・ボジャナ島へ。美しい白い砂浜で乗馬しよう。夜は、毎日、採れたての新鮮なおいしい海産物を夕飯にいただこう。エイダ・ボジャナ島は、ヌーディストの村でも有名だ。避けることも、避けないこともできる。お好きなように。