寒くて、じめじめして、風が強い。それはウェールズについてよくある不満だ。しかし、ウェールズにチャンスを与えてみれば、決して忘れることはない体験をするだろう。ウェールズ南部のケアフィリを挙げよう。天候に合った服装をしなければみじめな時間になるだろう。しかし、準備をしておけば、ウェールズ最大の城と、優美な領主の邸宅、クリエイティブな屋外彫刻への訪問を楽しむことができるだろう。
ケアフィリ城は最初に、赤毛の残忍なギルバート・デ・クレアによって13世紀に建築された。それは島の上に立っていて、円の中に円のある形で建てられている。この建築手法は、ウェールズ国内の多くの似た城にヒントを与えた。巨大な塔と守衛詰所を歩き回り、傾いている南東の塔を見よう。ここは、中庭の1つにあるドラゴンの家族など、奇抜な芸術作品のインスタレーションでも知られている。
次に、スランカイアッホ・フォール邸まで短いドライブをしよう。ケアフィリ城の後、このチューダー邸宅は小さく見えるだろうが、素晴らしい体験を約束する。この領主のカーネル・エドワード・プリチャードが家族と共に17世紀にここに暮らしていた様子を示すいきいきとした歴史ツアーを提供している。ツアーガイドが当時の衣装を着て、この邸宅と歴史についての質問に喜んで答えてくれる。家主本人や、キッチンにいる使用人たちに会って話をしよう。
最後に、ペナルタ公園を散歩しよう。ここはかつて、数百人の男性が坑内馬と一緒に働いていた炭鉱の跡地だった。閉山された後、地元議会はペナルタ公園を建てることを決めた。サイクリングコースとウォーキングコースがある―そして、坑内馬をたたえる長さ200メートルの屋外彫刻『スルタン』もある。