さて、あなたはオーストラリア西部から出られなくなっていて何もすることがない。どうやって来たのかも分からないが、ほとほとうんざりしている。幸運なことに、あなたは魅力的なハイデンにいる。
オーストラリア先住民は数千年前からこのエリアに暮らしてきたが、1930年に鉄道が開通するまでは、外部の世界にはあまり開かれていなかった。今ではここは、約300キロほど西にある西オーストラリア州の州都のパースの住民たちに人気の週末の旅行先になっている。
どんな旅行でもハイデンの名所は、サーファーズパラダイスから引き裂かれて、さび色の茶色にペイントされたように見える30億年前の岩「ウェイブ・ロック」である。この岩は、高さ約15メートル、長さ約110メートルある。地元のバラドンの人々は、虹蛇が滑るように進んだ天地創造の時代にこの岩ができたと考えている。現代の地質学者たちは、これは浸食によってできたと述べている。どのようにできたとしても、これは何千枚もの写真の背景になってきた。
ウェイブ・ロックや、ヒッポズ・ヨーン(「カバのあくび」の意味)―あなたが思う通りの見た目のものだ―やマルカ洞窟などの他の自然の名所を通る1~3時間のハイキングになるウェイブ・ロック・トレイルをたどって歩いてみよう。洞窟は何百もの手形や絵が見られるオーストラリア先住民族の素晴らしいロックアートに溢れている。
ウェイブ・ロックから約1キロのところに天然塩湖のレイク・マジックがある。しかし、訪れる人々は近くのリゾートに立ち寄ることが多い。近くのリゾートには青い塩水の水泳プールがあり、ここでは浮揚性のある水の中で浮くことができる。
最後に、このリゾートは、鉄くずの彫刻公園や、初期の白人入植者の記念碑など、人間が作ったいくつかの奇妙な名所の近くにある。