フレンチ・リヴィエラの首都ともいえるニースは、春に訪れるべき場所である。ニースのロマンチックな雰囲気はカップルにぴったりで、そのビーチは海辺での休暇を求める家族を魅了している。ここは、フランスの優雅さと地中海のエネルギーが絶妙に融合した場所だ。
ニースはきっと、プロムナード・デ・ザングレ(「イギリス人の遊歩道」の意味)で最もよく知られているだろう。18世紀には、その健康的な気候を楽しみ、ビーチ沿いを歩くために、裕福な人々がイングランドからやってきた。そのため、この7キロある遊歩道は、彼らにちなんで名付けられた。現在では、ストリートペインターや展示会、カーニバル、そしてニースの砂利浜でくつろぐ多くの海水浴客の姿を目にすることができる。
この遊歩道は、ニースの重要な文化的名所のいくつかにも近い。市のメイン広場で、市松模様のタイルが敷きつめられたマセナ広場まで歩いて数分の距離だ。フォンテーヌ・デュ・ソレイユ(太陽の噴水)では、ギリシャの太陽神アポロが、我々ただの人間たちを見下ろしている。アポロの頭にある4頭の馬について興味が湧くだろう。その背景には、壮大な物語がある。
さらに東へ行くと、有名な水の装置、ミロワール?ドー(水鏡)がある広い公園、プロムナード・デュ・バイヨンが楽しめる。それは、遠くからはほぼ巨大なプールのように見えるが、噴水がたくさんある舗装された一帯になっている。噴水はランダムに水を噴き上げて、小さな子どもたちの楽しみになっている。
ここから、ニースの大聖堂へ向かおう。この大聖堂は17世紀に遡る。豪華なバロック様式の内装を見学した後は、ロセッティ広場でアイスクリームを楽しみ、あの4頭の馬について誰かに尋ねてみよう。そうしてよかったと思うだろう。
私たちはほんの表面にしか触れていないが、もう行く時間だ! ご心配なく―私たちはきっと戻って来る。