ベンヤミン・ネタニヤフ首相がハマスへの攻撃継続を誓った12月26日、イスラエルの砲撃がガザ中心部に打ち込まれた。海岸沿いの飛び地ガザの住民は、2万人以上のパ レスチナ人の命を奪った戦争でさらに死者が増えたことに嘆き悲しんでいる。
11週間におよぶ戦争に対し世界が停戦を呼び掛けているにもかかわらず、イスラエルはハマスの壊滅という目的を追求する決意を固めている。この地域の他の場所で米国と、 イランが同盟する勢力が攻撃し合うことによる紛争拡大の懸念は残ったままだ。
イスラエルの75年の歴史上最も多くの死者が出たハマスの攻撃以来、ネタニヤフ首相はハマスが支配するガザへの全面攻撃で対抗してきた。イスラエル軍は12月26日、10月 20日の地上作戦開始以来、これまでにガザで兵士160人を亡くしたと発表した。
首相 は与党リクード党の議員たちに対し、戦争はまだ終わらないと述べ、彼がメディアの 憶測だとする、政府による戦闘停止の可能性を否定した。「われわれはやめない。戦争はわれわれが終わりにするまで続く。それ以下はない」と12月25日に語った。